外国為替の取引では、必然的に「自国通貨と外国通貨とを交換する」こととなり、その交換比率、すなわち外国為替相場が成立することになる。狭い意味では、外国為替の手段である具体的な外国為替手形や送金小切手のことを指したり、外国為替相場のことを指すこともある。
また、(やや本来の用法を逸脱するが、)銀行の外国為替業務と言った場合、外国為替相場が関わる外貨現金との両替業務(外貨現金の直接輸送があるこ とが前提)や、外貨預金に関わる業務(国際間の貸借関係を必ずしも前提としない)を含めることが多い。「外為(がいため)」と略称で呼ばれることも多い。
08月20日 水曜日 東京市場 予想レンジ 109.50-110.20円
昨日の欧米タイムはドルが弱含み。とくにユーロやポンドなどで一段安の展開となり、東京夕方からだけでも100ポイントを越える下げ幅を記録している。
材料となったのは発表された指標を受けた米スタグフレーション懸念に加え米株安、NY原油高−−など。また米系金融機関に対する損失発生のウワサなどもドル売り要因として材料視されていた模様。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、保有しているドルロング・ポジションの利益確定。しかし、その後の欧米タイムには想定レベルに届かず、現在も引き続きドルロング・ポジションを保有中。
昨日のドル/円相場は終日を通して冴えない値動き。109円台後半を中心とした方向性の乏しいままで一日を終了している。
テクニカルに見た場合、大きなリスクは引き続きドル高方向にあると考えているが、目先的にはやや方向性を欠いている感。時間調整というか、109.00-110.50円程度の狭いボックス内で落ち着きどころを探る展開がいましばらく続きそうだ。
本日の東京タイム、材料的にとくべつ重要なものは予定されていない。敢えて言えば午後に発表される日銀金融経済月報がわずかに注目されるも、それによりマーケットが大きく動意づくと言った展開は見込みにくく、大勢に影響はなさそうだ。
そうしたなか注意を要するのは、引き続き株価動向や原油価格、ゴールドなどの値動きか。ちなみに前者の株価動向については、昨日の東京タイム日経平均が300円安となりクロス中心の円高支援材料となっただけに、本日も同様の展開をたどるのかどうかが注視されている。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続き保有しているドルロング・ポジションの利益確定。わずかだが現在含み損を有している状況だけに、そのレベルは再び引き下げ110.00-10円としたい。それに対するロスカットレベルは109.40-50円で、こちらは変わらず。
08月19日 火曜日 欧米市場 予想レンジ 109.70-110.40円
本日の東京タイム、ドル/円相場大きく見た場合にレンジ相場。しかし、そのなかで上下に振れる荒っぽい相場展開となった。そうしたなか日銀は金融政策決定会合で金利の据え置きを全員一致で決定したほか、その後の会見で白川総裁は「景気回復時期のイメージは従来より後ずれ」などと発言している。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の押し目買い。その後の東京タイムにエントリーレベルである109.70-80円へ到達したため、現在はドルロング・ポジションを保有中。
ドル/円相場は110円半ばを上限としたボックス圏を先日上抜けた感があったものの、予想ほどドル高は進行せず。レンジが幾分上方修正されただけで、111円台に向けたドルの上値トライは仕切り直しとなった感も否めない。
大きなリスクは引き続きドル高方向にあると考えたいが、目先的には109.00-110.50円程度の狭いボックス内で落ち着きどころを探る展開か。
このあとの欧米タイムに掛けては、7月の生産者物価指数や同住宅着工件数など注目の米経済指標発表は決して少なくないが、それよりむしろ東京タイム18時に発表される8月の独そしてユーロ圏のZEW景況感指数に注意する必要がありそうだ。
また、それとは別に再三指摘していることだが欧米の株価動向や原油価格、ゴールドなどの値動きに歯引き続き要注意。実際、本日の東京タイムもそれらがマーケットの撹乱要因となっていた感は否めない。また株価動向に影響を与えかねないという意味で、ホームデポやヒューレット・パッカードなどの四半期決算発表にも一応注意する必要がある。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルロング・ポジションの利益確定。そのレベルは10ポイント引き下げた110.20-30円としたい。それに対するロスカットレベルは109.40-50円で、こちらは据え置き。
ドルの総合的な実力を示すFRB算出の実効為替相場(FRBインデックス)は、11営業日ぶりにドル安(⇒前日比▲0.2%)となった。
もっとも、先週末まで10連騰(⇒この間の上昇率は+4.5%)という驚異的な上昇を続けてきただけに、スピード調整が待たれる局面でもあったが、この日の下落率はわずか▲0.2%にとどまっており、むしろ押しの浅さが気になるところである。 (⇒裏を返せば米ドル以外の通貨が弱いということであり、ドル/円はクロスベースの円買い戻しに圧迫される地合いとなっている)
この日のドル安要因とされたのが、先週末まで大幅に下落していた金先物相場の反発や、18日付の米投資週刊紙バロンズが「米政府はファニーメイとフレディマックに対して公的資金注入を余儀なくされる」と報じたことである。
まず、NY金先物については、先週末に取引中心の12月限が800?の大台を割り込んで777.7?まで下落した反動から809.9?まで買い戻されている。 しかし、過去5週間の金先物の下落は、世界的な景気減速に伴う需要減少やドル反発に伴うヘッジ取引の解消が背景にあり、流れが変わったと判断するのは時期尚早といえよう。 また、NY金先物の投機的な買い持ち高は急減しているものの、900?超のコストの買いは大幅な含み損を抱えており、持ち高解消ニーズが上値を抑える要因となってこよう。
次に、米政府が住宅金融大手ファニーメイとフレディマックに対して公的資金注入を余儀なくされる問題については、7月半ばの米株の急落やドル安局面で織り込んだ材料であり、持続的なドル安要因とはなりづらい。
筆者は毎週月曜日に米投資週刊紙バロンズを読むのが楽しみとなっており、今週号は「ファニーメイとフレディマックの終えんは近い」という特集記事を興味深く読ませて頂いた。
市場では、ファニーメイが資本不足に陥り、フレディマックが事実上の債務超過にあることは周知の事実であり、自力での増資が困難な情勢である以上、いずれ公的資金注入は避けられないとの見方が大勢となっていた。
とはいえ、米財務省が公的資金注入に踏み切った場合、両社の普通株式を保有する既存株主は権利が一掃される可能性が高く、これが改めて株安を促す要因とされたのである。
自己責任原則の下では当然の帰結であり、この日のファニーメイとフレディマックの株価は、それぞれ22.3%安、25%安と20年来の安値で引けている。(⇒米財務省のザッカレーリ報道官は、両社救済の権限を行使する「計画はない」と述べている。 筆者は資金注入のタイミングは来年2月以降とみている。)
もっとも、市場は金融システム全体の問題としてではなく、個別問題として捉えており、この日の米ドルの下げ幅が極めて限定的なものとなった背景でもある。
さて、昨日のドル/円は下値109.96円−上値110.38円の小幅レンジにとどまったため、日足チャート上で『はらみ線(陽陰)』を出現している。
経験則では直前の陽線を抜ける方向にバイアスが掛かる傾向にあるため、今回の場合は下値109.63円−上値110.67円を抜ける方向に値が走る可能性には留意したい。
それでも、日足チャート上では95.77円(03/17)を起点とする『上昇チャネル』の相場リズムが維持されているうえ、今週末には『89日平均線』と『200日平均線』のゴールデン・クロスが実現する可能性が高まっており、上向きで推移する『21日平均線』がNYクローズで破られない限り、中長期スパンでの押し目買いスタンスは維持しておきたい。
尚、今週の『森レポート』P.7でも述べたが、13日RSI(相対力指数)が80%台へ上昇する前に8月13日に付けた64%を下回る場合は、押し目(⇒調整)が深くなる可能性が高まるため、この局面では下落余地を見極めるため様子見としたい。
(8月19日 11:30記)
上値トライは仕切り直し、落ち着きどころ探る展開か08月19日 火曜日 東京市場 予想レンジ 109.70-110.40円
昨日の欧米タイムは総じて小動き。ただし小幅だがクロスで円買いが進行する局面も観測されている。米金融紙バロンズが「ファニーメイとフレディマックに公的資金が注入される可能性が高い」などと報じたことが嫌気され、NYダウが一時200ドルを超す急落をたどるなど、円買い要因となっていた。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、ドル/円の押し目買い。しかし、その後の欧米タイムは小動きでエントリーレベルへは届かず。現在も引き続きノーポジション。
110円半ばを上限としたボックスを上抜けた感があったものの、ドル高には走らず。レンジが幾分上方修正されただけで、上値トライは仕切り直しとなった感も否めない。大きなリスクは引き続きドル高方向にあると考えたいが、目先的には調整というかドルの底堅めが先行する値動きも否定出来ない。109.00-110.50円程度の狭いボックス内で落ち着きどころを探る展開か。
本日の東京タイムは日銀決定会合の結果が発表される。金融政策そのものは据え置きとの見方が優勢ながら、問題は終了後の白川総裁の会見か。景気後退観測が浮上するなか、日銀の再利下げを示唆するようなコメントが出るのかどうか、その発言内容次第で波乱の可能性もありそうだ。
なお、それとは別に再三指摘している株価動向や時間外で取引される原油価格、ゴールドなどの市場動向にも引き続き注意が必要だろう。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、再びドル/円の押し目買いとしたい。エントリーレベルは109.70-80円、利益確定レベルは110.30-40円。それに対するロスカットレベルは109.40-50円。
08月18日 月曜日 欧米市場 予想レンジ 109.80-110.60円
本日の東京タイムは、ドルが冴えない。とくに欧州通貨で弱含みとなり、ユーロ/ドルは早朝の1.46ドル台から1.47ドル台へと100ポイントを越えるユーロ高・ドル安が進行している。時間外で取引されている原油価格やNYゴールドが強含みに推移したことが嫌気され、ドルの売り材料となっていた感は否めない。
一方、ドル/円はというと、午前中に一時ドル安・円高へと振れるも値動きは一時的。その後は110円台前半で一進一退に推移した。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の押し目買い。しかし、その後の東京タイムに残念ながらエントリーレベルへは届かず。現在も引き続きノーポジション。
テクニカルに見た場合、先週末のドル/円相場は実体部のかなりしっかりした陽線引け。本日東京タイムに小反落しているとはいえ、110円半ばを上限としたボックスを一時超えたこともあり、大きなリスクは引き続きドル高方向にあると考えたい。
本日の欧米タイム中に到達する−−などといったものではないが、名実ともにいよいよドルの年初来高値である112円レベルが視界内へと捉えられたように思っている。
一方このあとの欧米タイム、材料的に注目されるものは、取り敢えず8月のNAHB住宅市場指数か。ただし、よほど悪い数字が出ない限り、ドル売りに反応しないとの見方も市場では聞かれていた。また、それよりむしろ欧州の景気後退観測が懸念されているだけに、今週は欧州に関する経済指標が要注意との声も少なくない。本日で言えば、東京タイム18:00に発表れる6月のユーロ圏貿易収支にも一応要注意か。
なお、それとは別に再三指摘している米株や原油価格、ゴールドなどの市場動向にも注意が必要だろう。本日東京タイムも原油やゴールド価格が市場の波乱要因となっていた。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、再びドル/円の押し目買いとしたい。エントリーレベルは109.80-90円、利益確定レベルは110.50-60円。それに対するロスカットレベルは109.40-50円。
LDN/NY FX MARKET 08月19日
昨日からの米住宅金融不安(ファニーメイとフレディマック)からか、東京でも円買いが出て109円台に下落していたドル/円も、欧州時間に入ると何故かドル買い・円売りが出て110円30まで上昇。たぶんに日銀のあやふやな会見を材料にしたのかもしれないが、1時間もしないうちに109円台へと下落。ロンドンではドル売り優勢となり109円70付近。NYダウが始まる頃には109円90レベルに居たが、今日も100ドル以上の下げを見せたNYダウにしたがって109円59の安値を付けたが。以前に比べて原油連動型もNYダウ連動型も薄れてきたような気がする。引けは109円70レベル。
1.47手前で動かなかったユーロ/ドルも欧州時間のドル買いに1.4631まで下落。ロンドンでは1.4650から1.4700までの小動きだったが、NYに入ってNY株の下落が始まると、こちらはNY株連動。1.4645レベルから割りと力強く1.4785レベルまで上昇。NYの午後は、押されても1.4760レベル。引けにかけて再び上昇意欲を見せて1.4792の高値を付けて高値圏の1.4780レベルで引けた。今までの下落振りからすればこのくらいの上昇は当然かも・・・だがまだ底値感は覗えない。
クロス・円ではNZドル/円だけが下げ止まったかのような値動きだったが、ユーロ/円やスイス/円、豪ドル/円などもう一段の下げを作ってしまいそうな危うさを残している。フットワ−クは軽やかに、為替差益を主眼にしたほうが無難では・・・・
USD/JPY
[HBOP]110.84 [R2]110.57 [R1]110.13 [P]109.86 [S1]109.42 [S2]109.15 [LBOP]108.71
EUR/JPY
[HBOP]164.19 [R2]163.28 [R1]162.71 [P]161.80 [S1]161.23 [S2]160.32 [LBOP]159.75
EUR/USD
[HBOP]1.4998 [R2]1.4895 [R1]1.4837 [P]1.4734 [S1]1.4676 [S2]1.4573 [LBOP]1.4515
AUD/JPY
[HBOP]97.04 [R2]96.44 [R1]96.02 [P]95.42 [S1]95.00 [S2]94.40 [LBOP]93.98
NZD/JPY
[HBOP]79.58 [R2]79.02 [R1]78.58 [P]78.02 [S1]77.58 [S2]77.02 [LBOP]76.58
GBP/JPY
[HBOP]206.94 [R2]206.16 [R1]205.49 [P]204.71 [S1]204.04 [S2]203.26 [LBOP]202.59
ZAR/JPY
[HBOP]14.45 [R2]14.34 [R1]14.25 [P]14.14 [S1]14.05 [S2]13.94 [LBOP]13.85
CHF/JPY
[HBOP]101.42 [R2]101.01 [R1]100.74 [P]100.33 [S1]100.06 [S2]99.65 [LBOP]99.38
CAD/JPY
[HBOP]104.12 [R2]103.81 [R1]103.57 [P]103.26 [S1]103.02 [S2]102.71 [LBOP]102.47
GBP/USD
[HBOP]1.8854 [R2]1.8765 [R1]1.8718 [P]1.8629 [S1]1.8582 [S2]1.8493 [LBOP]1.8446
MXN/JPY
[HBOP]10.91 [R2]10.87 [R1]10.84 [P]10.80 [S1]10.77 [S2]10.73 [LBOP]10.70
PLN/JPY
[HBOP]49.64 [R2]49.28 [R1]49.00 [P]48.64 [S1]48.36 [S2]48.00 [LBOP]47.72
HKD/JPY
[HBOP]14.15 [R2]14.13 [R1]14.07 [P]14.05 [S1]13.99 [S2]13.97 [LBOP]13.91
ピボットとは、J・W・ワイルダーによって考案されたテクニカル指標。
前日の価格を用いて、当日のサポート(支持)とレジスタンス(抵抗)の目安を算出する。
USD/JPY
[高値]110.30(15:18) [安値]109.59(01:03) [終値]109.69-109.72
EUR/JPY
[高値]162.37(02:16) [安値]160.89(21:34) [終値]162.13-162.18
EUR/USD
[高値]1.4792(04:40) [安値]1.4631(15:23) [終値]1.4779-1.4782
AUD/JPY
[高値]95.84(02:11) [安値]94.82(10:30) [終値]95.59-95.64
NZD/JPY
[高値]78.46(01:48) [安値]77.46(10:30) [終値]78.15-78.25
GBP/JPY
[高値]205.38(08:42) [安値]203.93(16:12) [終値]204.83-204.91
ZAR/JPY
[高値]14.23(07:00) [安値]14.03(23:01) [終値]14.16-14.22
CHF/JPY
[高値]100.60(04:48) [安値]99.92(16:07) [終値]100.46-100.53
CAD/JPY
[高値]103.50(05:09) [安値]102.95(20:55) [終値]103.32-103.40
GBP/USD
[高値]1.8676(04:42) [安値]1.8540(15:23) [終値]1.8671-1.8677
MXN/JPY
[高値]10.83(08:59) [安値]10.76(21:23) [終値]10.80-10.85
PLN/JPY
[高値]48.92(01:50) [安値]48.28(21:40) [終値]48.72-48.80
HKD/JPY
[高値]14.11(15:18) [安値]14.03(00:18) [終値]14.02-14.07
NYの入りは円買いが優勢。米7月住宅着工件数、および生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びを見せたが、PPIの結果を受けてNYダウ平均先物がマイナス幅を拡大したため、ドル円は上値重く推移している。またドル円に連れ安となったユーロ円は5月13日以来の161円割れとなり、本日安値を160.89円としている。ユーロドルも一時1.47台を回復し、その後は1.47近辺で推移している。
【市況】TKY午後東京時間はユーロが弱含み。
ユーロドルは一時1.4631まで下値を拡大、2月20日以来約半年ぶりの安値をつけた。
本日発表となる独ZEW景気指数でユーロ圏景気の減速懸念が強まる懸念がユーロ売りの原動力となっている模様。
また朝方の今月の豪RBA議事録で、複数の委員が「早期利下げを実施する場合もあり得る」との認識を示していたことが明らかになった豪ドルにも売り圧力がかかった。
豪ドル円は94.82円と2営業日ぶりの安値を付けた。